こんにちは!第26回全道少女フットサル大会2日目です!
1次ラウンドをグループ2位で決勝ラウンドに進んだ東白石あかつきFC U-12はどのような試合を見せてくれるでしょうか?
(1次ラウンドの詳細はこちら)
決勝ラウンド
■第1試合(準々決勝)
東白石あかつきFC U-12 [1-1](PK3-2) リカシィ
リカシィさんとはサッカーやフットサルの交流戦やリーグ戦でいつも試合をしていただいていますが、お互いどのようなサッカーをするか知っていて非常にやりづらい相手です。
序盤、あかつきの選手たちが積極的にどんどん攻め込みます。
その勢いで何度か決定的チャンスがありましたが、決めきれません。
するとリカシィさんが徐々に反撃に転じます。
チーム全体を相手陣内に押し上げて攻めたいところですが、リカシィさんの選手がタイミングよくロングボールを入れて攻め込んでくるため、後方の選手が前に進みづらくなっていました。
またボールを持ちすぎていると1人、2人とすぐに寄せてくる素早い守備になかなか良い形を作れません。
そうこうしているうちに失点し0-1とされています。
あかつきのキックインからのワンツーをカットされたボールをそのままつながれ、その時点では1対1でしたが後ろからダッシュしてきた選手に誰も追いつけずシュートされてしまいました。
後半も何度も攻めますが、なかなか得点が決まりません。だんだん残り時間がなくなってきました。
試合終了あと数分というところでしょうか。キャプテンが右サイドをドリブルで切り込み遠目からシュートを放ち、見事得点し1-1とします!
ここで一気に攻めたいところですが、試合が終了しPK戦となりました。
PK戦は3名が蹴り勝負が決まらない場合はサドンデス方式となります。
あかつきは先攻、リカシィさんは後攻となりました。
あかつきの選手たちは3名決め、リカシィさんも2名まで決め3-2としています。
リカシィさんの3人目…。
右下へシュートされますが、あかつきのGKが反応しキャッチしました!!
あかつきの劇的な勝利です!みんな感動してGKの元へ駆け寄っていきます!
勝ったというのに泣いている選手もいます!
苦しい試合をよくモノにしました!あかつきは準決勝へ進出しました!!
選手たちの勝ちたいという強い気持ちが伝わってきた試合でした!
この大会を通じてあかつきの選手たちは精神的にもたくましくなって来たと思います!
準決勝の相手は1次ラウンドで手痛い敗戦をしてしまった西園さんです!
今度こそ西園さんに勝利したいところです!!
■第2試合(準決勝)
東白石あかつきFC U-12 [2-4] 西園サッカースポーツ少年団
昨日敗戦していることもあり、選手たちからは良い緊張感が伝わってきます。
試合は開始早々攻めこまれ、どんどんシュートを打たれます。何とかブロックしていますが、キックインで寄せが甘くなったところでミドルシュートをたたきこまれ、0-1とされてしまいました。
リスタートはサッカーでもフットサルでも本当に注意したいです。
以前にも書きましたがプロでもリスタートに集中力を欠き、失点してしまうケースはよく目にします。
相手ボールとなったら誰でも良いので「マーク確認!」と声をかける癖をつけて欲しいです。
その後も何度もシュートを打たれますが、選手たちの体を張ったブロックやGKの素晴らしい反応でしのいでゆきます。
あかつきも何度かカウンターで攻めますが、攻めに2人のケースが多くまたこのパスが通ればビッグチャンスというところでパスが弱くてインターセプトされるなど、肝心な場面で技術的なミスがありました。
攻める西園さん、守ってカウンターのあかつきという形で試合は進みますが、またしても失点してしまいます。
右サイド気味にいた選手が放ったシュートは枠を外れていましたが、逆サイドからゴール前へ選手が詰めていました。
これは西園さんとの練習試合でも結構やられているパターンでしたが、今回も対応しきれていませんでした。
片方のサイドでボールを保持されていると逆サイドの選手は見失いがちになりますが、そこを突かれてしまいました。
またこのシーンではシュートをブロックしに行った選手以外はみんなボールウォッチャーでした。
この大会は全員が良い守備をしていたと思いますが、失点するケースは注意力や集中力が一瞬緩んだ時に起きているようです。
前半終了間際、あかつきのカウンターでドリブルで切り込もうとした時に相手選手からファウルを受け、FKをゲットしました。
コートの1/3で中央付近で、これをキャプテンが蹴り見事ゴールし、1-2とします!!
相手の壁に当たってしまいますが、逆にコースが変わりポストを叩く絶妙な場所へのゴールとなりました!!
後半も西園さんがどんどんシュートを打ってきます。
西園さんの攻撃の展開が速いため、後手後手になりがちですがあかつきもよく防いでいます。
そんな中、GKのクリアランスをインターセプトされシュートを決められ1-3とされてしまいます。
GKのスローイングしたグラウンダーの球のスピードが遅いことと、パスの受け手がボールを待ってしまいGKのミスをフォローできなかったことの2つのミスが重なってしまいました。
前半1-2で反撃ムードが高まっていたため、痛い失点となりました。
しかしあかつきの選手たちは気落ちすることなく、反撃します!
攻めようと何とかして高い位置を保とうとしていますが、なかなか前へ進めません。
そんな中キックインでボールを受けた最後尾の選手が前線へロングボールを蹴り、それをゴール前にいた選手がきっちりトラップしゴールを奪い2-3とします!!後ろから来る浮き球の処理は難しいですが、トラップから素早く反転してのゴールでした!!
得点後も西園さんに攻めこまれシュートを次々に打たれますが、GKの片手でとめるスーパーセーブや選手たちのしつこい守備で耐えしのいでいきます。
しかし左サイドをドリブルで一発で振り切られ、そのまま強烈なシュートを打たれます。
これをGKが何とかはじくも、右サイドから中央へ寄せていた選手に詰められて2-4とされてしまいました…。
ちなみにこの失点シーンですが、左サイドを突破された時、残りの3人が全員中央から左サイドに引っ張られていました。
守備の意識が高いのは良いことですが、この時はみんな冷静ではなかったかもしれません。
あかつきの選手たちも何とか得点を奪おうと攻め込みますが、西園さんも負けじと体を張った守備で進ませてくれません。
何度か良い形がありましたが、得点には至らず試合はそのまま終了してしまいました…。
表彰式
3位表彰式です。決勝まで時間があるため、先に3位のみ行われました。
今回は東白石あかつきFC U-12と札幌BONITA U12さんが3位となり、一緒に表彰が行われました。
今大会はチームとしてベストコンディションとは言いがたかったですが、何とかして勝ちたいという選手たちの強い気持ちが伝わってきて、どの試合もとても見応えがありました!!
これからも今大会で見せた強い気持ちを忘れないでプレーして欲しいと思います!!
この大会を振り返って。技術的には…
全体的にトラップミスが多すぎました。
相手もプレスしてくるため、攻撃を急ぐあまりパススピードが速くなりトラップが大きくなったところを奪われて攻め込まれる時間帯がありました。
また距離の近い選手に強いパスを出したり、逆に遠い選手へのパスが弱すぎてカットされるシーンをよく見かけました。
あと普段からまわりを見る癖はつけた方が良いです。
ただ単純に目の前の選手へマークに行くのと、チラッと後ろを見て相手のパスの受け手の位置を確認したうえで相手のパスコースを一つ消しながらマークに行くのでは守備の質は全く異なります。
攻撃も同様で、敵と味方の位置を常に把握しておくことでボールの持ち方も変わってきますし、選択肢も広がってくると思います!
いま自分がいる場所は味方にとって正しいのか、バランスが取れているか、相手をだしぬける位置にいるかなど、ボールのあるなしに関係なく常に考えながら良いポジショニングを考えて欲しいと思います!(私がプレーしている時の頭の中はいつもこれです、疲れて走れなくなるまでは…)
フィジカル的には、もう少し走りのメリハリをつけたいです。それは攻守のメリハリにもなります。
でも、いま述べた事はあかつきの普段の練習でできることです。
ボールタッチの精度とスピードを上げる、顔を上げる、体の色んな所を使ってリフティングしてみる、ワンツーパスをダッシュでタイミングよくスペースへ抜け出す、対面パスのパススピードを上げてみるなど練習に対する意識や取り組み方を少し変えてもらえば、今よりもさらにレベルアップできるはずです!
今シーズンもあと少しとなりましたが、札幌女子フットサル大会最終節や1dayリーグが残っていますので、全て勝つつもりで行きましょう!!
それでは選手のみなさん、大会3位おめでとうございます!!
2日にわたり熱い試合を見せてくれてありがとうございました!!
※今大会の詳細はこちら
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