第7回JFA北海道ガールズ・エイト(U12)大会

第7回JFA北海道ガールズ・エイト(U12)大会


9月26/27日芦別市なまこ山総合運動公園にて、第7回JFA北海道ガールズ・エイト(U12)大会が開かれました。全道各地から13チームの参加があり来年開かれる、第6回Jヴィレッジなでしこカップ出場を目指しての熱い戦いが繰り広げられました。

あかつきFCは予選Cブロックに入り、初戦の相手は網走選抜です。昨年全道三位の好成績を納めJヴィレッジなでしこカップ初出場を果たしました。

今年はその主要メンバーだった6年生が抜け5年生中心のメンバー構成となりますが、やはり6年生のユウナとリサが強力にこのチームを引っ張る存在、その背中を見て5年生・3年生の今後の更なる成長を期待したいところです。


この日は昨年の主力だったアユが応援に駆けつけてくれました。有難うね!


VS網走選抜

初戦の緊張感が漂う中、キックオフ開始早々の時間帯にユウナが先制点を挙げ波に乗ります。あかつきDF陣もアズを中心にトウコやヒカリも良く連動して相手にチャンスを作らせません。

前線ではアンナが良くボールを追い、両サイドのリサやカヨも運動量豊富に駆け上がります。攻撃陣がチャンスを多く作り追加点を挙げ試合を優位に進め前半を3対0で折返します。


後半に入っても前半の流れそのままに、次々と追加点を挙げ4得点で試合を決定付けます。途中控えの選手も全道大会初出場を果たし、12人全員がピッチの上に立つことが出来、短い時間の出場でしたが各選手自分の持味を出してgoodです。

あかつき上々の滑り出しとなりました。

VS北斗島川フローレスFC

初戦に勝利したあかつき、予選二試合目の相手は北斗島川フローレスFC、こちらのチームは北斗LFCと島川フローレスが合併した新チーム、北斗LFCは昨年この大会決勝まで進みJヴィレッジなでしこカップに参加して居るチーム、厳しい試合になると予想していました。


この試合に勝てば、予選首位での決勝トーナメント進出が決まる大事な一戦、なんとしても勝ちたい試合、キックオフ早々にチャンスを迎えますが惜しくも決まらず。

あかつきが押し気味で進んだ前半5分ユウナのスルーパスにリサが反応し、ドリブルで持ち込みミドルシュート、これが見事にサイドネットに突き刺さり、あかつきが先制します。

その後も優勢に試合を進めますが追加点はならず1対0で後半へ。


後半も全員が集中して、守備に攻撃に良く動きゲームを支配します。圧巻は後半8分自陣ゴール前からルーズボールをユウナが奪うと、一気に相手ゴールへドリブルそして見事なアウトサイドのシュートが決まり追加点を奪います。


相手チームの圧巻はGKのパントキック、スーパー少女プロジェクトの選手として活躍する選手で、なんと蹴ったボールがワンバウンドでこちらのGKまで届くボールを蹴っていました。それでもDF陣は慌てる事なく良い判断で対応していましたよ。


あかつき守備陣も安定した守備で相手チームに前後半合せて1本もシュートを打たせず、GKのユキナの良い飛び出し有りと、見事完封勝利やったぞ~!これで決勝トーナメント進出です。

大会二日目、前日の予選リーグを終えてこの日は決勝トーナメント、一戦一戦負けられない戦いが続きます。選手達は試合前のアップを終え目標に向かって突き進みます。


この日は札幌から、あかつき始まって以来の更なる大応援団が駆けつけ、凄いことになりました。

選手たちも保護者や先輩たちの応援で心強かったと思います。


VS札幌トレセン女子A

札幌勢同士の対戦となるこの組み合わせ、6年生のユウナとリサはトレセン活動にもあかつきの選手として参加していますので、ほぼ全員顔見知り一緒に練習をしたり、他の大会ではチームメイトとして戦った仲です。


いよいよ試合開始、キックオフから相手陣内に攻め込んだ試合開始55秒、リサのサイドからのセンターリングをカヨが見事なワントラップシュート、これがゴール右スミに綺麗に決まり、あかつきが先制します。

これで一気に波に乗ったあかつき、前半4分またしてもリサのアーリークロスに、今度はアンナが鋭く反応しボレーで見事なゴール(アンナのお待たせゴール)!!2対0となり有利に試合を進めます。

勢い付くあかつき、6分にはユウナがドリブルで持ち込み落ち着いたシュートを決め3対0とします。その後も惜しいシュートを何本も放ちますがゴールはならず前半終了。


後半もあかつきが相手陣内で攻撃を続け、何度も惜しいシュートを放ちます。守備では相変わらずアズの安定したプレーとヒカリやトウコの早いカバーリングでの対応、奪ってからドリブルや両サイドMFへの繋ぎや中盤のユウナへのパスと、練習での成果が良く表れていました。

後半交代で入ったアイナのドリブルからユウナへパス、ユウナが更にドリブルで相手ゴール前に持ち込み、スライディングしながらのセンターリングを逆サイドから詰めたリサが合せ、待望の追加点!(後半14分)。ビューティフル!!そ

して試合終了、ベスト4進出が決定し昨年の成績に並びました。

三試合を消化して失点0は凄い!控え選手も含めて全員が良く集中してプレーした結果の無失点ですから、胸を張って良いです。


次はいよいよ準決勝です、決勝進出を目指しての戦いが続きます。準決勝までの間少し時間があり、大会直前に日高遠征でお世話になった道央ガールズの皆さんの試合を応援する事になり、選手全員が試合会場へ、前半のみの応援でしたが道央ガールズの先制点に大きな声援を送る事が出来ました。


VS旭川選抜

準決勝いよいよキックオフ、開始いきなりユウナのパスからリサが鋭いシュートを放つも、惜しくもゴール右に逸れます。

これであかつきが試合のペースを握るかに見えた直後の前半1分、旭川選抜のファーストシュートが、あかつきのネットを揺らします。

今大会初失点が相手チームの先制点となってしまい、一気に緊張が高まります。しかしあかつきも、すぐさま反撃に転じ前半4分MFカヨが中盤でユウナに繋ぎドリブルからシュート!これが決まり同点とします。

その後一進一退のゲームで、やや前半終了間際は押込まれる展開で前半終了。


後半開始からやはり両チーム中盤での激しいボールの奪い合いから、なかなか得点を奪えず迎えた後半10分、ユウナがまたしてもドリブルで相手DFを交わして勝越しゴ~ル!!逆転です。

しかしその1分後、あかつき陣内中央付近で旭川選抜のフリーキック、これを直接ゴールに入れられ同点(敵ながら天晴れなフリーキック)、突然激しくゲームが動き出します。


その直後のキックオフから三度ユウナがドリブルで持ち込みシュート、これが鮮やかに決まり勝ち越します(後半12分)。そしてタイムアップを迎え、あかつきは見事決勝進出を決めました!!

おめでとう あかつき大応援団もこの快挙に大興奮です。

そして、いよいよ決勝戦です。準決勝では激しい消耗戦となり、本日三試合目、普段練習試合などで平気にこなしている選手たちですが、このガチンコ試合では肉体的にも精神的にも疲労度が全く違います。


VSとかち帯広FCなでしこ

さあ、いよいよ決勝戦 あかつきの新たな歴史の1ページを刻む好ゲームを期待したいところです。試合開始2分にあかつきがチャンスを迎えます、ユウナのパスからリサがミドルシュートするもわずかにクロスバーの上を超えてしまいます。


両チームの中盤での激しい攻防の中、前半8分あかつきが攻撃に転じようとした所を奪われ、守備の薄くなったサイドにスルーパスを通され一気にピンチとなります。DFも良く戻って守備をしますが、わずかな隙間のコースにシュートを打たれ失点。


前半12分あかつきもBigチャンスを迎えますが、相手DFの好ブロックに阻まれ得点できず0対1で前半を終了します。


後半キックオフ直後、あかつきはMFトウコが中盤でボールを奪い、MFユウナへパスこれを相手ゴール前まで持ち込んでシュートが決まり同点とします。

この後とかち帯広は、ロングシュートを多用しあかつきゴールを脅かしますが、試合は終盤へと進み後半12分、あかつきがクリアしたボールをゴールほぼ正面から、とかち帯広にロングシュートを決められ勝ち越しを許してしまいます。


続く後半13分にもCKからのボールが、そのままゴールに吸い込まれてしまい失点!嗚呼と言うため息が・・・しかし選手達はまだ諦めてはいません、後半14分MFリサのスローイングがMFユウナに渡りゴール前に、DFを交わしてシュートを決め1点差とします。


最後の力を振り絞って攻めるも無情のタイムアップ、後もう少し時間があれば・・・

2対3で敗れてしまいましたが、最後の最後まで諦めずに頑張った選手たちに大きな拍手を送りたいと思います。

試合が終わって両チームの挨拶の時、前が見えないほど選手たちの目は涙で溢れていたと、遠目にもハッキリと判りました。

思えばあかつきの選手達は、三年半のサッカー経験者が三人、一年半が五人、半年から一年未満が四人で、特に経験の浅い選手が今年春先からの練習で驚くほど成長し十分にチームの戦力として戦うことが出来たことが、今大会の好成績に繋がったのだと思います。


それから本当に熱心な保護者の皆さん、選手たちの頑張り、熱心な指導者とU15の選手たちの協力、練習場グラウンドを貸して頂いている学校や地域の関係者の皆さん等、多くの方々のご理解の下で、東白石あかつきFCは準優勝の成績を納める事が出来ました。

気の早い話ですが、来年は現在の5年生と3年生が主力になります。あと1年有るので彼女たちが選手としてどれだけ成長するか非常に楽しみです。

全道三位・二位と来ていますので、次は・・・な~んてプレッシャーは掛けませんよ~っ。

サッカーを本当に好きになって、楽しんでほしいと思います。

東白石あかつきFC

HIGASHI SHIROISHI AKATSUKI FC

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